HUAWEI Mate 20 Proのカメラ進化を夜景やスナップで徹底検証、Mate 10 Proとの違いはこんなにある!《後編》

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UPDATE 2018.12.31

ダブルレンズが話題になったMate 10 Proから1年。Mate 20 Proのカメラはトリプルレンズに進化しました。光学3倍、デジタル10倍のズームを搭載し、夜景撮影にもさらに強くなったMate 20 Pro。カメラ機能がいったいどこまで変わったのか、実際に比較しないとわからないですよね。

そこで今回は、冬のフォトジェニックゾーンとして有名な東京駅の夜の駅舎を中心に、Mate 20 ProとMate 10 Proのカメラの違いを徹底比較してみました。

Mate 20 Proのカメラレンズ+AIでプロ級のスナップショットを楽しむ

Mate 20 Proに搭載されているKirin980はAI処理用のプロセッサを搭載しています。さらに賢くなったAIの自動判別とパワーアップしたカメラレンズによって、特に意識しないスナップショットもさらに美しく撮れるようになりました。スマホカメラで一番撮影されるシーンが多い食べ物で比較すると、その差は一目瞭然です。


1枚目、Mate 10 Pro。十分シズル感があり食感が伝わるのですが、全体的に赤みが強くなっています。そのため、クリームのディテールが少し潰れており、キウイもオレンジに近い色味になっています。結果として全体的に加工した写真のような作り物っぽさが出てしまっています。


2枚目、Mate 20 Pro。さらに適正化された環境光と光量の補正によって、Mate 10 Proだと質感が潰れている光源側のクリームのディテールがはっきりと写っているのがわかります。

フルーツの色も環境光の補正が適正なのできれいに自然な色味が再現されています。また、ボケ感が加わり、皿の奥が程よくボケているため、盛り上がったクリームの質量がよりわかりやすくなりました。

Mate 20 Proはより自然な光と色の補正ができるため、今までコンパクトデジタルカメラで撮影していたビジネス用の写真素材なども手軽にプロ級の補正で撮影することができます。

AIが細やかな光量や光源の判別をするため、ビジネスユースのカメラとしても活用できるだけの実力を発揮してくれます。特に特徴的と言えるのが暗い場所での撮影時の、自然な発色です。電球色光源が多用されるカフェなどの撮影では、どうしても赤みが強く写りやすく、美しい撮影が難しいものです。


Mate 10 Proでは、このように白いものを撮影すると光源色と光量の調整が足りず、食品のディテールが失われてしまいます。


しかしMate 20 Proの場合、電球色に対して白いものが白い皿の上にのっていても、しっかりと質感を損なわない撮影が可能です。チーズの上で青い炎が、うっすらと燃えているところまで捉えることができました。

街角スナップでも、空の色やビルの影などがきれいに写り、より見栄えがする写真の撮影ができます。同じ角度から空を含むビル街を撮影してみました。


Mate 20 Proは超広角レンズが追加されたため、まったく同じ位置からの撮影でもMate 10 Proより広角で写っているのがわかります。Mate 10 Proでは薄曇りもあり全体的に暗さを感じますが、Mate 20 Proでは窓の輪郭などが明確にわかる細やかさや、中央奥にあるビルの窓に反射した空の色まできれいに反映されています。

そしてスナップ以外での強化と言えばMate 10 Proでも便利な機能として活躍している「文書スキャン」テキストの縁を自動認識し、斜めから撮影してもきちんと四角く補正して保存してくれる機能です。経費用のレシートや受け取った紙の資料のスキャンで活用する人も少なくないのではないでしょうか?


小さなレシートや一度折りたたんでしまった書類を撮影する時、若干斜めだったり歪んでしまったりすることもあった機能ですが、Mate 20 Proではよりきれいな補正ができるようになりました。また、Mate 10 Proだと3~4秒と少し待つ感のあった判別から保存時間も、1秒以下とほとんど体感で待ち時間もなくなり、連続スキャンのストレスも軽減されました。


Proモードを駆使すればカメラとしてさらにプロの味を楽しめる

プロモードは、ISOやシャッター速度、EV、AF、光源補正などを、自分で設定して撮影する機能です。通常はAIが自動で最適な状態を選択してくれますが、被写体やガジェットによっては自分で選択したい場合もあります。そんな時に、細やかな設定ができます。
例えばこのようなイルミネーション。


普通に撮影するとAIは光源色を検出し、色調補正をします。
すると、写真のようにオレンジが抑えられてしまいます。しかし実際に目にしたイルミネーションはもっと温かい色合いの明るいものだったはず。

そこで実際の色調に近い写真を撮るため、プロモードに切り替えて設定を変更します。

まず変更するのはホワイトバランス。普通のカメラでの撮影でもそうですが、ホワイトバランスはきれいな写真を撮る時に大切なポイントです。まったく質感が変わるため、目的に合わせて最適なホワイトバランスを調整します。Mate 20 Proのホワイトバランスは、4種類のプリセットに加え、2800Kから7000Kまで自分で設定できます。

今回はプリセットの蛍光灯を選択しました。実はホワイトバランスを変えるだけでも、「夜景を撮影したけどなんだか寒色になってしまった…」という状態を解消することができます。そして撮影場所全体が暗いため、ほんの少し明るくするためにEVを0.3に設定。


その状態で、先ほどと同じ角度で撮影すると、オレンジのイルミネーションが持つ暖かい光の感触を残し、色調とボケ感が加わって街全体が色づくように雰囲気が変わりました。プロモードではさらに、RAW形式でのファイル保存ができます。

RAWファイルとは、カメラの中で画像処理をする前の状態の画像です。撮影時の手ブレやフラッシュの有無、構図、露光はカメラ本体の撮影時に決まりますが、ホワイトバランスやコントラスト、ノイズの除去や色味の変更、様々な加工部分はアプリが処理します。
そこで、処理前のデータを保存しておくことで、ビジネス目的の撮影を行った写真の補正がしやすくなるというわけです。

Mate 10 Proにもあった機能ですが、Mate 10 Proの場合、RAWはデータが大きいため写真の保存に時間がかかるという難点がありました。そのためたくさんの写真を連続で撮る時には使いにくい機能になっていました。

Mate 20 Proでは体感でMate 10 Proの半分以下の時間で保存できるので、連射にも耐え、本格的なビジネスユースにも耐えるカメラになっています。


まとめ

シングルレンズ時代には焦点深度や望遠、その他不足が指摘され、デジタルスナップ向けに限定されがちだったスマホカメラですが、Mate 20 Proのトリプルレンズカメラはすでに、コンパクトデジタルカメラに決して劣らないスペックに達したと言えます。



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