進化したMate 20 Pro!Mate 10 Proとの機能比較を検証してみた

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UPDATE 2018.12.31

高機能なダブルレンズを搭載したカメラで話題になったMate 10 Proから約1年。満を持して登場したHUAWEIの最新フラグシップモデル、Mate 20 Pro。

ライカ(Leica)監修のトリプルレンズを搭載し、ディスプレイ内に指紋認証を搭載。ワイヤレス充電に加えて他の端末へのワイヤレス逆充電もできるようになりました。

まさにモンスター機と言っても過言ではないMate 20 Pro。1世代前のMate 10 Proと比較して、どこが進化したのか徹底検証しました。

CPUの進化はアプリにどう影響している?重いアプリの動作で検証!

(Mate 10 Pro)

(Mate 20 Pro)


HUAWEI Kirin970からHUAWEI Kirin980に進化したCPU。単純な処理能力のスペックアップだけでなく、GPUの性能が大幅に向上しています。そしてカメラの性能に直結するISP、機械学習とAI処理のための専用エンジンを搭載しました。後継モデルではあるのですが、もはや別物と言っていい性能の違いです。どんな風に進化したのか、重いアプリを実行してみました。CPUに負荷をかけるため、3Dレンダリングの激しい動画を実行します。


読み込みの時点ですでに、Mate 20 Proの方がMate 10 Proよりも1秒少々早くレンダリングを完了しました。同時に開始したのに、Mate 20 Proの方が先に動画内容を進めていきます。

描画された画像も、Mate 20 Proの方が鮮明で、動きも引っかかりがなく、滑らかによく動きます。体感でFPSにして1.5倍ぐらいの違いでしょうか。Mate 10 Proの方は読み込みの遅さに加えて、カクつきとコマ落ちが目立ちます。GPUのスペックが大きく向上した結果、3Dを多用したFPSゲームでもかなりのパワーアップが期待できそうです。

CPUがAI専用のエンジンを搭載したことで、一番影響を受けているのがカメラのAI。Mate 10 Proのカメラにはない、動画撮影の「AIシネマ撮影」機能では、色残しやビンテージなどの撮影フィルターを直接動画に適用することができます。

動画系のSNSに投稿する人たちには、非常に適した機能です。被写体の情報を表示する「AIカメラ」も搭載しているので、カメラをかざした食べ物のカロリーや、商品の価格をすぐに知ることができます。テキストの翻訳もできるので、海外で駅の表示が読めないときも安心ですね。


電池消費はどれくらい変わった?フル充電からの待ち受け時間を比較

Mate 10 ProからMate 20 Proになって4000mAhから4200mAhにバッテリー容量がアップしました。容量的にはさほど大きな増量ではないのですが、Mate 20 ProはCPUによる電池消費の最適化機能が搭載されました。それがどれくらいすごいのか、同じ条件に設定したMate 10 ProとMate 20 Proの待ち受け時間の違いを比較しました。

Wi-Fiその他、通信設定や画面回転、解像度、明るさなどを同じ条件に設定しました。

(Mate 10 Pro)

(Mate 20 Pro)


ご覧の通り、電池消費が最適化されるMate 20 Proはなんと90時間以上の待ち受け時間が表示されています。もちろん、アプリを使えば電池が大きく消費されるのでもっと短い時間でバッテリー充電が必要になりますが、著者の実績では、Mate 10 Proと比較して3倍以上のバッテリー保ちです。

アプリや通信を制限して電池を優先するウルトラ省電力モードでは380時間以上、約16日にわたって無充電で待ち受けできる桁違いの省電力です。ハイスペックなスマホは電池消費が激しいイメージ通り、実際Mate 10 Proでは調べ物とSNSを頻繁に使用すると丸1日電池が持たずに途中でモバイルバッテリーから充電することもありました。

そのため正直、Mate 20 Proに新機能として搭載されたリバースチャージ機能については「他のスマホに充電する余裕などないのでは?」と、存在意義に対して懐疑的でした。しかし、パフォーマンスモードをオンにしてディスプレイ解像度を4Kにした状態でも、下記スクリーンショットをご覧の通り、待ち受け時間22時間を過ぎても7%しか電池を消費していません。


使用しながら他のスマホに充電しても、余裕を持って使えるだけの電池残量があります。ゲームや動画鑑賞など、ディスプレイを点灯したまま長時間駆動させるような電池消費が激しい使い方をしない限り、日常的な使用なら2日に1度の充電で充分問題ありません。今回、Mate 20 Proの電池消費が最適化されて長時間駆動ができるようになったもっとも大きなメリットは、この充電頻度です。

スマホに使用されているリチウムイオンバッテリーは、充電と放電を繰り返すことによって劣化し、バッテリー容量が減少していきます。おおむね400~500回で最初の容量の約半分程度になると言われており、毎日充電すると1年半でバッテリー性能が新品の50%程度となります。つまり、Mate 20 Proは単純計算でMate 10 Proの約2倍程度バッテリー寿命が延びていることと同義と言えるでしょう。使用していて一番経年劣化を早く感じる部分がバッテリー残量の低下なので、これはユーザーにとって一番使用感に直結する嬉しい性能強化と言えるのではないでしょうか。



6.0インチから6.4インチへサイズアップ、使用感はどう変わる?

画面サイズはMate 10 Proから約0.4インチアップの約6.4インチになりました。0.4インチのサイズアップともなると本体のサイズ感、使用感も気になるところです。
双方ベゼルレスデザインですが、Mate 20 Proはノッチデザインを採用。より画面が広くなりました。Mate 20 Proは緩やかな曲線を描くカーブボディになっており、ベゼルを限界まで薄くしても画面全体が見やすくなっています。

ほぼサイズアップ感のないボディで、持ちやすさはMate 10 Proと変わらないか、ややスリムになったぶんMate 20 Proの方が女性の手にもフィットしやすくなっています。縦方向は若干Mate 20 Proの方が大きくなったものの、画面サイズの大型化に対して全体のサイズアップはほぼないも同然と感じます。
若干左右がスリムになった結果、Mate 20 Proではバンカーリングを装着すれば、女性の手でも片手の親指で画面の2/3までカバーできるようになりました。ノッチの採用で画面サイズが大きくなったのに対し、ホールド感はむしろ向上しているといえます。

そして気になる重量は、Mate 10 Proの178gに対し、Mate 20 Proは189gとわずか11g増。体感ではほぼ同じ重さで、大画面スマホにありがちな手首にかかる負担も気になりません。
使用感の向上は背面にもあり、Mate 10 Proの場合は背面のレンズがそれぞれ独立しているため、小さいレンズの縁に汚れが溜まりやすいのが気になっていました。しかし、Mate 20 Proはトリプルレンズとフラッシュをすべて1枚のフラットな四角いガラスが覆っているため、レンズの汚れを拭いやすく取扱いも格段に良くなりました。

指紋認証センサーもフロント画面に移動したので、背面が広くバンカーリングやバンドの取り付け位置も自由度が上がっているので、手の大きさや持ち方の癖に合わせてかなり自由に背面ガジェットをアレンジできます。


まとめ

前機種のMate 10 Proからわずか1年しか経っていないのに、進化を超えてもはや別次元になっているMate 20 Pro。搭載されているCPUの進化はもちろんのこと、カメラとバッテリーは今まで「スマホだからこの程度、そんなもの」と諦めがちだった痒いところに手が届く進化と言えます。

画面サイズが大きくなるとボディサイズも大きくなるという既成概念を打ち破り、ほぼサイズ感が変わらないのも大きな魅力と言えるでしょう。Mate 10 Proが気になりながら見送った人はもちろん、すでにMate 10 Proを持っている人も、新しい次元のスマホとして手に取る価値のある機種に仕上がっています。

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