【スマホ基礎講座】スマホについているデュアルレンズとは?搭載スマホカメラのメリットと撮影のポイントについて

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UPDATE 2018.12.30

近年、スマホのカメラは大きく進化しました。その一つが、デュアルレンズ搭載機種。2016年頃からフラグシップモデルに普及し始め、今ではミドルレンジモデルにも搭載機種が増えています。それまで1つのレンズしか搭載していなかったスマホでは難しかった光学ズームやボケ味のある写真が撮れるようになり、もはやデジカメに負けない実力を持っています。

デュアルレンズがどういうものなのか改めて説明しながら、デュアルレンズを搭載したスマホカメラできれいな写真を撮るための撮影のポイントをご紹介します。

そもそもデュアルレンズとは?

デュアルレンズとはその名の通り、1つのカメラに2つのレンズを搭載しているモデルです。2種類のレンズを搭載することで、それまで1つのレンズでは難しかったさまざまなカメラ機能を向上しています。レンズの組み合わせはメーカーや機種によって異なり、当然カメラが得意な撮影も異なります。

・広角+望遠
倍率が異なるレンズを搭載し、より深い焦点深度を再現する組み合わせです。広角と望遠を組み合わせることで、今までレンズ部分を突出させることができないためスマホでは搭載が難しかった光学ズームを可能にしました。

広角レンズ単体での広角撮影や、望遠レンズを組み合わせて焦点深度が異なる2つのカメラレンズを使うことで、ポートレート撮影に強く、背景を自然にぼかした写真が撮れます。

・RGB+モノクロ
色情報を取得するRGBカメラと、物体のディテールを取得するモノクロカメラを組み合わせ、より繊細な画質の写真が撮れる組み合わせです。2種類のカメラを搭載することで、ボケ味のある写真を楽しめるだけでなく、カラーとモノクロを合成するソフトによって精細な画像を生成し、画像劣化のないハイブリッドズームを再現します。カメラメーカーとして有名なLEICAのカメラレンズを搭載した機種に採用されています。


デュアルレンズで撮ることのメリットとは?

シングルレンズでは難しかった、ピント合わせによる一眼レフカメラのようなボケ味のある写真の撮影が可能になりました。今まではどうしても立体感のあるボケ味を再現しにくく、きちんとしたポートレートなどを撮影するには普通のカメラとの併用が必要でした。しかしデュアルレンズカメラなら、まるで一眼レフカメラで撮ったような自然なボケ味で撮影できるため、立体感と奥行きのあるスマホカメラとは思えない写真を撮ることができます。


さらに、カラーとモノクロを別のレンズで撮影するタイプのカメラだと、シングルレンズでは再現が難しかった精細な陰影やディテールを捉え、くっきりと写すことができます。そのため、暗くなったり細部が潰れたりと難しかった夜景撮影も、明るくくっきりと風景を捉えて細やかなディテールを再現することができるようになりました。

そしてなによりも、ズームの切り替えができるようになったことが最大の特徴でしょう。シングルレンズの場合、ズームはデジタルズームに限られていました。デジタルズームとはカメラのCCDイメージセンサに写っている画像の一部を拡大することで、被写体を大きく写す機能です。画質はある程度アプリが補正してくれますが、画像を拡大しているだけなので高倍率にするとどうしても画素数が減って画質が劣化してしまいます。

デュアルレンズになったことで、焦点深度が異なるレンズを搭載しているため、光学ズームができるようになりました。光学ズームとは普通のレンズが動くカメラのように焦点距離を変化させて長くすることで、光学的に被写体を拡大して写します。CCDイメージセンサには拡大された画像が写っているため、画像の劣化がありません。


HUAWEIのスマホのデュアルレンズ(ダブルレンズ)でのオススメの撮り方

HUAWEIのデュアルレンズ(ダブルレンズ)は、多くのデュアルレンズカメラ搭載機で採用されている広角+望遠ではなく、RGBカラーセンサーと高解像度モノクロセンサーの組み合わせになっています。これは主に画質の向上を目的としています。広角と望遠を使い分けることによって光学ズームを搭載している機種と異なり、モノクロセンサーによって細かなディテールを非常に精密に描画できるため、デジタルズームのときにも画質の劣化が少なくてすむのが最大の特徴と言えるでしょう。

またこの細やかなディテールの再現力には、カメラの老舗LEICAのこだわりがあります。フィルムカメラから長い歴史を持つLEICAのカメラレンズを搭載したHUAWEIのMate 10 ProやP10、P20 Proなどに実装されているカメラアプリは長年のLEICAの技術から美しいと感じる画作りをするモードを搭載しています。
その一つが撮影時に選択できる「鮮明な色」と「ソフトな色」のモード。


鮮明を選ぶとカラーセンサーとモノクロセンサーで取得した精緻な色の描画に濃密さが加わります。食べ物や植物の撮影にシズル感や濃厚な質感がプラスされ、感触が伝わる写真に仕上がります。逆にソフトを選ぶと少しレトロな空気のある雰囲気の写真に変わります。

そしてもう一つ、デュアルレンズで撮る時の楽しみであるボケ味。擬似的に背景ボケを作ることができるのは他のデュアルレンズ搭載機種でも同様ですが、HUAWEI端末に搭載されているワイドアパーチャ機能ではデュアルレンズ(ダブルレンズ)の視差から描画されるボケ味を生成し、後からぼかし具合の調整をやり直すことができます。被写体との距離に制限がなく、離れていてもピント合わせからのボケ味を楽しめるだけでなく、前景をぼかしたり絞りを調整してボケ感を変えることでより魅力的な写真を撮ることができるんです。


トリプルレンズも実はあるが、基本的にデジタルズームはしない方がよい?


最近ハイエンドモデルに増えてきたのが、広角、望遠、モノクロをすべて搭載したトリプルレンズのモデルです。HUAWEIのP20 Proなどの最新モデルに搭載されています。望遠レンズを搭載しているのでデュアルレンズよりもさらに高倍率での光学ズームが可能になり、光学ズームとデジタルズームを組み合わせることで高倍率デジタルズームの画質も向上しました。

ミドルレンジモデルのデジカメでも使われている「1/1.7型」の大きめのセンサーを搭載したメインカメラと、被写体との距離を計測して焦点深度を出したり、ディテールを補完するF1.6というとても明るいモノクロカメラ、光学式の手ぶれ補正を搭載した3倍望遠が可能な望遠カメラを組み合わせて、立体感とボケ感がありながら被写体の精細なディテールを損なわない撮影が可能です。

しかし、デジタルズームは前の項目でも説明したとおり、イメージセンサに投影されている画像を拡大するためどうしても画質が粗くなってしまいます。せっかくの緻密な描画が損なわれ、トリプルレンズの良さを活かしきれません。また、手ぶれが大きく影響するため、ぶれの激しい写真になってしまうことも。

AIとレンダリングエンジンの向上で5倍程度であればあまり画質を損なわずに拡大ができますが、基本的には光学ズームだけで撮影したほうが美しく写ります。


まとめ

いかがでしょうか。2つレンズが搭載されていても、それぞれのレンズが持つ機能と役割によってカメラの挙動はまったく異なります。そしてカメラレンズの特性を活かしたアプリとの組み合わせによって、スマホカメラでも手軽に一眼レフに見劣りしない美しい写真が撮影できるのです。

デュアルレンズ、トリプルレンズの登場によって、新しいデジカメの購入に迷ったら思い切って高性能なカメラを搭載したスマホを選ぶというのも、充分にカメラ選びの選択肢に入ったといえます。

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