そのように考えている方も多いのではないでしょうか?
格安SIMではほとんどの会社で、かけ放題をつけることができます。
でもどんなかけ放題があるか、月額何円かは会社によって違います。
そこで、この記事では、大手の格安SIM10社でどんなかけ放題があるかと最安値を比較していきます。
格安SIMでも無制限かけ放題がある会社もあるんですよ!
Contents
かけ放題の選び方
かけ放題を選ぶためには、まず自分が毎月どのくらい電話を使っているか知ることが大事です。
“多分そこそこ使ってると思うし、とりあえず10分かけ放題を付けておこう”だと、自分に合っていなかった場合、損をするからです。
実際に私は格安SIMを申し込む時に、なんとなくで10分かけ放題をつけたのですが、1年後に10分かけ放題をはずしてみたところ、外した方が安かったことがあります。
私のように1年間も損をしないよう、あなたがどのくらい電話を使っているか、明細を見て調べてみてくださいね。
今どのくらい使っているかは、今お使いの携帯会社のお客様サポートサイトにログインするか、またはショップで聞いてみるとわかりますよ。
かけ放題は専用アプリが必要なので注意
格安SIMでかけ放題をつけても、そのまま普通に通話してしまうとかけ放題は適用されないので注意してください。
ではどうすればよいかと言うと、専用の電話アプリを使います。
格安SIMでは各社で電話アプリが提供されています。
無料でダウンロードできるので、契約後に各携帯会社のアプリをダウンロードして使います。
会社 | 電話アプリ | 30秒あたりの通話料 |
---|---|---|
楽天モバイル | Rakuten Link | 0円 |
mineo | mineoでんわ | 10円 |
LINEモバイル | いつでも電話 | 10円 |
IIJmio | みおふぉんダイアル | 10円 |
NifMo | NifMo 半額ダイヤル | 10円 |
BIGLOBEモバイル | BIGLOBEでんわ | 9円 |
OCNモバイルONE | OCNでんわアプリ | 10円 |
上の電話アプリを使って通話をすると、相手の電話番号の先頭にプレフィックス番号と呼ばれる番号が、自動的に付けられます。
すると独自の電話回線を使えるので、通話の品質は良いまま通話料を安くできるという仕組みです。
電話をかけた相手には自分の電話番号が普通に通知されますし、電話帳の読み込みも簡単な操作ですぐにできます。
かけ放題にわざわざ入らなくても、電話アプリを使えば通話料は半額になるのです!
まとめるとこういうことになります。
- 電話アプリ+10分かけ放題を使った場合
最初の10分→無料
10分超えたら→半額の通話料 - 電話アプリのみの場合
通話開始から終了まで半額の通話料 - 電話アプリ以外で電話した場合
最初から最後まで30秒20円
大事なことなので覚えておいてくださいね。
上記のような電話アプリは各社無料で提供しているので、格安SIMに乗り換えたらすぐにダウンロードしておきましょう。
Y!mobile(ワイモバイル)やUQモバイルは電話アプリ不要
電話アプリは便利ですが、切り替えが面倒だったり、使い慣れた電話の方法を使いたい人もいると思います。
その場合、UQモバイルとワイモバイルなら電話アプリなしでも、かけ放題が適用されます。
電話アプリ不要の格安SIMをお探しの方はUQモバイルかワイモバイルで選んでみてください。
格安SIMのかけ放題の種類
かけ放題のオプションはほぼすべての格安SIMで提供されていて、多いのは800円台で10分かけ放題です。
中には完全無制限でかけ放題や決まった時間の無料通話、家族通話や決まった人だけ通話が無料というプランもあります。
各社違った強みがあるので、よく比較して自分の使い方にビッタリのものを探してみてください。
- 無制限の完全かけ放題
- 毎月決まった時間の無料通話
- 3分かけ放題
- 5分かけ放題
- 10分かけ放題
- 家族通話無料
- 決まった人だけ無料
どの格安SIMに、どのかけ放題があるかはバラバラです。
かけ放題の価格を比較
大手の格安SIM9社でかけ放題の料金を比較してみました。
完全かけ放題 | 通話定額 | 3分かけ放題 | 5分かけ放題 | 10分かけ放題 | 家族通話無料 | 決まった人無料 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|
楽天モバイル | 850円 | ||||||
UQモバイル | 1980円~ (60分~) |
1980円~ (基本料込み) |
|||||
Y!mobile(ワイモバイル) | 1000円 | 1980円~ (基本料込み) |
|||||
mineo | 850円 | ||||||
LINEモバイル | 880円 | ||||||
IIJmio | 600円 | 830円 | あり | ||||
ニフモ | 830円 | ||||||
BIGLOBEモバイル | 600円(60分) 830円(90分) |
600円 | 830円 | ||||
OCNモバイルONE | 850円 | あり |
ほとんどの会社に10分かけ放題はありますが、完全かけ放題・家族通話無料・決まった人だけ無料は1社だけになっています。
そこそこに電話を使う人は10分かけ放題で十分かと思いますが、10分を超える通話が多い人は誰にかけることが多いかを考えてみてください。
決まった人にかけることが多い人は家族通話無料や決まった人だけ無料、特にかける相手が決まっていない人は完全かけ放題がおすすめです。
それぞれのプランがある会社と最安値を解説します。
無制限の完全かけ放題
無制限の完全かけ放題(国内限定)、誰に何分かけてもOKな通話し放題と言えるプランは、今のところY!mobile(ワイモバイル)の『スーパー誰とでも定額』だけになっています。
Y!mobile(ワイモバイル)の料金プランは最初の1年は1,000円安く使えるので、例えばプランSなら3GBで1,980円です。
ここにスーパー誰とでも定額の1,000円をあわせて2,980円(税別)で通話し放題となります。
注意点として、ワイモバイルのプランは最初は安いですがだんだん値上がりするプランです。
もしプランLを選べば2年後には5,980円、スーパー誰とでも定額を合わせると6,980円になります。
プランSならスーパー誰とでも定額の1,000円をつけても2年後でも3,980円なので安いです。
しかし、プランM/プランLだとドコモ・au・ソフトバンクとあまり変わらなくなるので気をつけてください。
スーパー誰とでも定額はワイモバイル申込みのとき、『オプション、子回線用プラン等』の“もっとみる”をクリックすると出てきます。
最初は隠れているので見落とさないようにしましょう。
毎月決まった時間の通話定額
毎月決まった時間分の無料通話がついている、通話定額があるのはUQモバイルとBIGLOBEモバイルです。
通話定額にするほどではないが、5分かけ放題や10分かけ放題だと過ぎてしまって通話料がかかる、という方におすすめです。
UQモバイル | BIGLOBEモバイル | |
---|---|---|
料金 | 基本料込み 1980円~(60分) 2980円(90分) 4980円(180分) |
600円(60分) 830円(90分) |
特徴 | 通信速度がau並みに早いと好評。 通信速度を重視の方におすすめ。 |
youtubeなどの動画再生が無料になるプランがある |
公式サイト | UQモバイル | BIGLOBEモバイル |
BIGLOBEモバイルは600円で60分、830円で90分の通話定額のどちらかを選ぶことができます。
普通なら通話料は30秒20円なので60分だと2,400円かかるのですが、4分の1の600円とかなり安いです。
UQモバイルは基本料金に決まった時間の無料通話がついてくるプランです。
このプランはキャンペーンで最初は安く使えるのですが、3年後には料金は1000円増えて無料通話は半分になるので気をつけてください。
3分かけ放題
電話をし始めて最初の3分は何回でも無料というのが3分かけ放題です。(国内のみです)
3分かけ放題があるのは、IIJmio(アイアイジェイミオ)とニフモです。
10分かけ放題は多すぎるけど、何もつけないのも不安だという方におすすめです。
IIJmio | BIGLOBEモバイル | |
---|---|---|
料金 | 600円 | 600円 |
特徴 | 家族でデータ量を分け合える。 家族割内の通話なら10分無料になる |
youtubeなどの動画再生が無料になるプランがある |
公式サイト | IIJmio | BIGLOBEモバイル |
料金は2社とも同じ600円ですが、IIJmioは料金そのままで家族間のみ無料時間が10分に増えるというメリットがあります。
BIGLOBEモバイルは同じ価格で通話定額60分も選べます。
通話定額との違いは、3分を超えるときがある人は通話定額60分のほうが3分を過ぎても無料になるところです。
電話の回数は少ないけど長いかたは、通話定額60分のほうがよいでしょう。
5分かけ放題
5分かけ放題があるのはUQモバイルだけです。
なぜUQモバイルだけなのかと言うと、格安SIMは少し前までは5分かけ放題が主流でしたが、だんだんと料金はそのままで10分かけ放題にシフトして行ったという経緯があります。
そんな中で、UQモバイルは通話定額のお得感を薄れさせないため、5分かけ放題のまま残しているものと思われます。
UQモバイル | |
料金 | 基本料込み プランS→1,980円~ プランM→2,980円~ プランL→4,980円~ |
---|---|
特徴 | 通信速度がau並みに早いと好評。 通信速度を重視の方におすすめ。 |
公式サイト | UQモバイル |
通話定額なら無料時間が2年後に半分になってしまうのですが、5分かけ放題なら何年経ってもずっと5分かけ放題です。
10分かけ放題
電話をし始めて最初の10分は何回でも無料というのが10分かけ放題です。(国内のみです)
10分かけ放題がある格安SIMは多く、料金は大体830円から880円になっています。
格安SIM会社 | 楽天モバイル | Y!mobile(ワイモバイル) | mineo | LINEモバイル | IIJmio | ニフモ | BIGLOBEモバイル |
---|---|---|---|---|---|---|---|
料金 | 0円 | 850円 | 850円 | 850円 | 830円 | 830円 | 830円 |
特徴 | データ量を使い切ってもあまり遅くならずに使い放題 | ソフトバンク系列の会社。店舗が多く速度が好評。 | ほかのユーザーとデータ量を分け合えるフリータンクがある。 | Twitter、Instagramなどの通信料が無料になるプランがある | 家族間通話が一番安い。データ分け合いプランも充実 | キャンペーンが豊富でキャッシュバック額が多い | youtubeなどの動画再生が無料になるプランがある |
公式サイト | 楽天モバイル | Y!mobile(ワイモバイル) | mineo | LINEモバイル | IIJmio | ニフモ | BIGLOBEモバイル |
10分かけ放題の最安値はIIJjmio、ニフモ(NifMo)、BIGLOBEモバイルの830円です。
その他の会社も800円代なので、乗り換えたい格安SIMが最安値でなくてもあまり気にしなくて良いと思います。
家族通話無料
家族通話割引のサービスはIIJmio(アイアイジェイミオ)が一番良いです。
プラン | 3分かけ放題 | 10分かけ放題 |
---|---|---|
料金 | 600円 | 830円 |
無料通話 | 3分かけ放題 超えたら30秒10円 |
10分かけ放題 超えたら30秒10円 |
家族間通話 | 10分かけ放題 超えたら30秒8円 |
30分かけ放題 超えたら30秒8円 |
3分かけ放題か10分かけ放題に入れば、家族への通話は無料時間が自動的に伸びます。
家族間なら3分かけ放題に入れば10分、10分かけ放題なら30分まで何度でも無料です。
IIJmioの家族割に入るには名義を同じにする必要があります。
例えばお父さんかお母さんが一人でまとめて何台か契約して、それを家族に配るという感じです。
名義が違うと家族通話無料は使えないので注意してください。
決まった人だけ無料
OCNモバイルONEには、特定の相手3人を登録しておくと、その相手への通話が無料になる“トップ3かけ放題”があります。
30代以降の人は知っているかもしれませんが、ガラケー時代にドコモ・au・ソフトバンクにあった指定通話割引サービスに似ています。
サービス名 | 月額 | 内容 |
---|---|---|
10分かけ放題 | 850円 | 最初の10分は何度でも無料 |
トップ3かけ放題 | 850円 | 特定の相手3人まで何分でも無料 |
かけ放題ダブル | 1,300円 | 最初の10分は何度でも無料 & 特定の相手3人まで何分でも無料 |
OCNモバイルONEでは10分かけ放題もあるのですが、1,300円で10分かけ放題と決まった人無料がセットでもつけることができます。
恋人や友人との通話で高くなりがちという人は、OCNモバイルONEのトップ3かけ放題がおすすめです。
格安SIMのかけ放題比較まとめ
格安SIMでも通話料を安くすることはできます。
ただし、かけ放題を付けておけば誰でも絶対安くなる、というわけではなくて、どのくらい電話を使っているかで得をするか損をするかは違ってきます。
かけ放題に入らなくても、電話アプリを使うだけでも半額だということも、覚えておいてくださいね。
是非、この記事を参考に自分にあったかけ放題や、かけ放題が必要かどうかを検討してみてください。
せっかくの格安SIM、もっとお得に使っちゃいましょう。