「HUAWEI Mate 20 Pro」はCPUがどれくらい進化した?PUBGで検証してみた

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UPDATE 2018.12.30

いきなり肌寒い写真で失礼します。

今回はPLAYERUNKNOWN'S BATTLEGROUNDS(PUBG)初心者が、最新機種HUAWEI Mate 20 Proについてどの程度CPU機能によって便利に遊べるかを試してみました。(ゲーム開始時は、キャラクターにアバターが何も無いため、パンツ一枚の格好です。)PUBGは、高度な3D処理能力を要求する人気のFPS(ファーストパーソン・シューター)アプリで、画質の設定によってはプレイが重くなってしまうことがあります。

先代のHUAWEI Mate 10 ProからCPUは、一世代進んで「HUAWEI Kirin 980」になりました。前世代のHUAWEI Kirin 970と比較してパフォーマンスは75%向上、バッテリー効率も58%向上と、圧倒的に性能がアップしています。とくにGPUには世界で初めて「Mail-G76」を搭載し、46%も描画パフォーマンスが向上したと言われているHUAWEI Kirin 980。はたしてどれくらい進化しているのでしょうか。

最新CPU「HUAWEI Kirin 980」とはどんなCPUなのか

HUAWEIが設計した最新の64ビットのCPUです。8つのCPUコアを搭載し、省電力用プロセッサと汎用プロセッサ、高パフォーマンス用プロセッサに分かれて処理に対して柔軟に使い分けることで、消費電力を抑えながらパフォーマンスを高く維持する設計になっています。

さらに業界初のNPU(ニューラル処理装置)を2つ搭載し、カメラを始めとするAIを処理する専用の機構を持っています。デュアルNPUによって、動画撮影時にもリアルタイムでカメラが捉えている被写体を認識し、正確に分析することができるようになりました。これによってカメラの描画能力は大きく向上し、動画を撮影しながらエフェクトをかけるなど、HUAWEI Mate 20 Proの特徴的なカメラアプリに反映されています。

この結果として、一つ前の世代のHUAWEI Kirin 970と比較して75%のパフォーマンスを向上しながら、バッテリー効率は58%も改善しています。CPUはスマホを構築するパーツの中でも電力消費が大きい部分です。そのCPUが消費電力を抑えながら高い処理を行うことができるようになったHUAWEI Kirin 980は、HUAWEI Mate 10 Proと比較して待ち受け時間が大きく伸びました。

もう一つが、40W HUAWEI SuperChargeです。Mate 20シリーズから実装されたこの高速充電システムは、わずか30分の充電で約70%までのチャージが可能なのです。


実際にPUBGをプレイしてその体感を検証

一番特徴的な新機能がGPU Turboと呼ばれるグラフィックの処理性能を30%向上しながらも、バッテリー消費を60%抑えるゲーム好きにとっては画期的な機能です。まだ対応しているアプリは多くありませんが、世界大会も開催されている人気のFPSゲーム「PUBG MOBILE」は、機能の対象になっているアプリの一つです。

PUBG MOBILE Kirin 980はArm製のハイエンドGPU IPコア「Mali-G76」を採用しており、GPU処理のパフォーマンスはPUBG MOBILE Kirin 970と比較して46%も向上しています。そこで描画性能が操作性に直結するFPSゲーム「PUBG MOBILE」を実際にプレイして画面を比較検証してみましょう。 ・「PUBG MOBILE」とは?
「PUBG MOBILE」は8km×8kmのフィールドを舞台に、マッチングした100人のプレイヤーと生き残りをかけて戦う、いわゆるバトルロワイヤルゲームです。最初は装備をなにも持っていない状態でスタートし、フィールド上で好きな装備を探して獲得、他のプレイヤーと戦います。対人ゲームのため、描画が遅延してコマンド入力が遅れたり、行動が遅くなると、すぐに標的になってしまうのです。

世界大会も開催されるほどの人気ゲームで、プレイヤーは勝ち抜くためにより高性能なスマホを求め、今年はゲーミングスマホ元年 などと言われるほどゲーミングに特化したスマホが発表された年でもありました。

・画質は現状の最高画質に設定可能
現在はまだ「ウルトラHD」が実装されていないので、クオリティ「HDR」、フレーム設定「ウルトラ」が最高画質になります。

GPU処理能力が低いスマホの場合、最高画質にするとラグが発生したり、バッテリー消費が激しくなります。画質と動作を比較します。まずは「スムーズ」の「低」。

光源の処理などが簡略化、軽減され、オブジェクトの立体感やテクスチャの解像度は低いものになりました。影の描画がなくなるため、画面全体は明るく見えます。


画質は低いものの、そのぶん動きは非常に軽快で動作に引っかかりは感じません。 次に現在の最高画質である「HDR」と「ウルトラ」に設定します。
「HDR」設定の場合、フレーム設定は「極限」に設定できなくなります。これは現在のPUBGの設定上での描画限界のようです。光源の処理が行われ、オブジェクトにそって立体感のある影が落ち、光が差し込んでいます。オブジェクトのテクスチャも細かさが増し、リアリティが増加しました。


画質が向上していますが、動作感は最低画質時とほぼ変わらず、スムーズに移動や画面の切り替え、戦闘行動が行えました。

・30分ほどプレイしたが本体はそれほど熱くならない
最低画質の状態だと本体はまったく加熱しません。画質を変更して最高画質に変更すると、CPUが配置されているスマホ上部に近い背面が少し熱を持ち始めました。そのまま最高画質で30分ほどプレイを続けてGPU機能をフル稼働させてみましたが、本体はほとんど熱を持っていませんでした。

通常、CPUに高い負荷がかかると徐々に本体温度が上がるため、スマホが温かくなってきます。そのまま放ってプレイを続けると内部に熱が溜まって処理が遅くなったり、CPUやバッテリーの寿命を縮めてしまうため、熱を持ってきたら一旦負荷の高い処理を終了させるのが普通の使い方です。

しかし、3種類のCPUコアを採用した設計のおかげなのか、GPUに負荷がかかった状態でも処理は安定しているようでした。加熱による処理能力の低下によって、いわゆる処理落ちが発生しないのは、ゲーミングスマホとしてはかなり期待できます。

・最高画質の状態で30分プレイしても電池消費は5%
フル充電の状態から30分プレイした結果、電池消費は100%→95%でした。


HUAWEI Kirin 980はGPUTurbo機能を搭載しており、もともとの省電力機能に加えてさらに電池消費が抑えられて長時間プレイが可能なことがわかりました。


GPUブースト機能はどんなもの?

GPUTurboやGPUブーストと呼ばれているHUAWEI独自のゲーム向け機能は、一体どういうものなのでしょうか。

これはAIが画面に表示されているゲームを判断し、自動的にGPUの処理速度を上げながら、電池消費を抑えてくれる機能です。HUAWEI Mate 20シリーズだけでなく、HUAWEI nova 3にも実装されています。ユーザー側でオンオフの必要はなく、AIの自動判断で実行されるため、プレイ中にシームレスに機能の向上を感じることができるというわけです。

また、通知機能などを自動で抑制してくれるので、よりゲームの没入感が向上します。例えばPUBGのようなFPSは0.1秒以下の文字通りの一瞬の判断が生死と勝敗を分けるので、プレイ中にメールやLINE、アプリの通知が入るのは確かに困りものです。かといって毎回プレイするたびに一つずつアプリの通知を設定するのも大変な手間がかかります。

その点、画面に対象になっているゲームが表示されると自動ですべて処理されるGPUTurboは、スマホゲームを楽しむ人たちにとってゲーミングスマホとして選択する条件の一つになると言えるかもしれません。


まとめ

3種類のプロセッサを組み込み、圧倒的なGPU処理能力と省電力を達成したHUAWEI Kirin 980の実力はHUAWEI Kirin 970より確かに大きく進化しました。

今回は負荷の大きいアプリでそのGPUの実力を試してみましたが、高負荷環境でも長時間駆動が可能な省電力と排熱がよく安定した動作をするCPUであることがよくわかりました。ゲームのように過負荷ではない通常の使用であれば、端末のマシンパワーが不足することはほぼないと考えてよいでしょう。ハイエンドスマホとして、またゲーミングスマホとして、高いスペックを発揮すること間違いなしです。


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