光回線の速度を徹底比較!最速で快適な回線と遅いときの対処方法を紹介!

光回線_速度

光回線の速度が遅いとイライラするもの。

とは言え、光回線速度には、プロバイダや地域、住んでいる場所、時間帯など様々な原因でムラがあるのが現実。

本記事では、速度の目安や業者による平均速度の違いなどを解説。

実測で比較する方法もご紹介するので、快適なネット環境を叶えるために是非チェックしてみてください。

「光回線 速度」をざっくりいうと
  • 光回線の速度とは?ADSLとはここが違う
  • 速度が速いのはこんな光回線
  • 速度の速い光回線ランキング(全国版・地域限定版)
  • インターネット回線別の平均速度
  • 光回線が遅い時に試してほしいこと
  • 光回線に関する疑問を解決

光回線の速度についての基礎知識

光回線_速度とは

光回線速度は、速いに越したことはありません。

光回線の速度についての基礎知識
  • 通信速度の単位
  • 通信速度は「上り」と「下り」の2種類
  • ADSLとの違いは?

しかし、各プロバイダによって速度には違いがあるので、選ぶ時には十分に考慮が必要。

通信速度の単位や速度の種類についても把握しておくのが得策です。

通信速度の単位

光回線_速度_単位

通信速度を示す単位は「bps(ビーピーエス) 」。

細かく分けると「Kbps」「Mbps」「Gbps」の3種類。

「Kbps」が最小単位で「1Mbps=1000Kbps」「1Gbps=1000Mbps」となります。

注意
ただし「Kbps」はまともにネットが使えないくらい遅い速度。

「Gbps」は光回線においてはほぼ使用されない単位。

「メガ」と言われることもある「Mbps」のみ覚えておけば良いでしょう。

ちなみに、ネット回線の速度を表す単位には「G(ギガ)」もあります。

ギガとメガの関係は「1G=1000Mbps」。

例えば、1Gの回線は100Mbpsの回線よりも10倍速度が速いということになります。

通信速度は「上り」と「下り」の2種類

光回線_速度_上り_下り

プロバイダのパンフレットを見ていると「上り」「下り」というワードが出てきますが、これはデータの送受信の違いです。

データをアップロードすることを「上り」、ダウンロードすることを「下り」と言います。

ひと昔前までは、スマホやパソコンと言えばメールのやり取りやHP、動画を閲覧するのがメイン。

つまり「下り」の速度を重視する必要がありました。

しかし、最近はブログやインスタなどに投稿する機会も増えたので「上り」の速度も重要視したいところです。

MEMO
「上り」の速度が速ければ、動画などの容量が大きいデータのアップもスピーディー。
「下り」の速度が速ければ、ダウンロードに時間がかかりません。

ネットの使い方も、光回線のプランを選ぶ目安となるでしょう。

ADSLとの違いは?

光回線_速度_ADSL

インターネットの回線には、大きく分けて「光回線」と「ADSL」があります。

光回線は、電気信号を光信号に変換しておこなわれる通信のことです。

それに対してADSLは、従来の電話回線を利用して通信が行われます。

通信速度の違い

光回線とADSLの一番の違いは「速度」

MEMO
光回線の速度は1000Mbpsが主流なのに対して、ADSLの速度は最大でも50Mbps。

これはデータの伝達方法の違いによるスピードの差。

光回線は距離の影響を受けにくい分、速度が速いです。

安定性の違い

ネットが安定しないと、途中でフリーズしたりノイズが発生する場合があるので不便なことも。

電話回線を利用しているADSLの場合は、周囲に同回線があると影響を受けやすく不安定になりがち。

光回線の場合は、特に回線を妨害される原因もなく安定性が高いです。

送信できるデータ量の違い

ADSLの場合、動画などのデータは電気信号でのやり取りによって送信されます。

光通信の場合は、光信号によって送信されたデータが、利用者側で電気信号に変換されて届くというメカニズム。

その分、一度に多くのデータをスムーズに送信することができます。

通信費の違い

速度や使い勝手に関しては、ADSLよりも圧倒的に光回線の方が有利です。

しかし、通信費に関してはADSLに軍配あり。

あまりネットの利用率が高くない場合は、ランニングコストが安いADSLを選ぶ方もいます。

速度の速い光回線を見つけるポイント

光回線の速度は、目に見えるわけではありません。

一体どのくらいの速さなのかを知るには、いくつかポイントがあります。

それぞれの目安を、光回線を選ぶ際の参考にしてみてください。

光回線速度は、速いに越したことはありません。

速度の速い光回線を見つけるポイント
  • 独自回線
  • IPv6対応
  • ping値を調べる
  • 評価サイトで実測値を調べる
  • 口コミを参照する

独自回線

auひかり

出典:https://au-hikarinet.com/charm/

光回線は、回線の種類によって速度に差が出ます。

ここでひとつ確認しておきたいのが「光回線=フレッツ光」ではないということ。

MEMO
「フレッツ光」はNTTが提供する回線で、長期間にわたり光回線を独占していたので、光回線自体のことだと誤解されがち。

その「フレッツ光」以外の回線を提供している光回線が「独自回線」です。

エリアが限定されていたり、契約者のみが使えるという制限があることから混雑が起こりにくいのが特徴で、その分速度も速くなります。

独自回線による光回線は、高速プランが用意されている業者が多く、中には、最大速度が「10Gbps」といった超高速なものも。

独自回線を提供している主な業者は以下の通りです。

独自回線を提供している主な業者
  • auひかり
  • NURO光
  • eo光
  • コミュファ光
  • エッグ光
  • ピカラ光
  • BBIQ光

IPv6対応

光回線_速度_IPv6

出典: https://www.nttdocomo.co.jp/hikari/provider_list/ipv6/

「IPv6」とは、最新バージョンのインターネット接続規格のことです。

対応しているかしていないかで、回線の混雑具合に差があり、速度にも影響します。

実際に測定してみると「IPv6」対応の光回線は、対応していないものより100Mbps以上速いとの声も。

「IPv6」は、従来の「IPv4」より通信時に混雑が起こりにくいという特徴があります。

「IPv4」の場合は、利用者が増えれば増えるだけ回線が混雑します。

その点「IPv6」は利用者の数に左右されないので、快適なネット環境を確保。

注意
光回線には「IPv6」対応・非対応の両タイプがあり、通信速度に違いあり。

速さを重視したい場合は「IPv6」対応の光回線を選びましょう。

業者によっては「v6プラス」「v6エクスプレス」「IPv6高速ハイブリッド」など呼び方が違うので要注意です。

ping値を調べる

光回線_速度_ping値

「ping値(ピング値)」とは、ネットの接続時に体感する速度を数値化したもの。

単位は「ms(ミリセカンド)」が使われます。

「ping値」が小さいほどラグタイムが短いので、ネットの使用もスムーズです。

ping値の目安

一般的なping値の基準は40ms~60ms。

40ms以下であれば「速い」、61ms~100msであれば「やや遅い」、100ms以上であれば「遅い」。

速度を表す単位「bps」は数値が大きい方が速いという意味ですが、pin値の場合は逆になります。

MEMO
50ms以下であれば、大容量のダウンロードをはじめ、動画やSNSなどもストレスなく利用が可能。
ただし、オンラインゲームを利用するのであれば、30ms以下がおすすめ。

特に回線速度が重視されるFPS系のゲームの場合は、20ms以下が理想的です。

評価サイトで実測値を調べる

光回線_速度_実測値

出典: https://minsoku.net/speeds/optical/services/nuro-hikari

光回線の最大速度は、ほとんどの場合「1Gbps」で設定されています。

注意
しかし、これは理論上の速度であり、実際の速度は利用環境によって違いあり。

速度が速い光回線を選びたいなら、実測値で比較するのが一番です。

実測値を調べるには、ユーザーによる測定報告を集計したサイト「みんなのネット回線速度」が便利。

また、Twitterなどで「プロバイダ名」と「市町村名」で検索する方法もあります。

みんなのネット回線速

MEMO
みんなのネット回線速:https://minsoku.net/

「みんなのネット回線速度」では、回線名、プロバイダ名、県名で投稿を検索できます。

投稿には「回線・プロバイダ・住宅の種類・接続方法・端末の種類・ブラウザ・ping値・速度」などが記載されています。

また、投稿には必ず測定した日付と時間が記載されています。

光回線の速度は、夜になると遅くなる傾向あり。

よく使う時間帯の投稿に気をつけてチェックすることで、快適に利用できるかどうかがわかります。

「上り」の速度より「下り」の速度に注目

実測値で注目したいポイントは「下り」の平均速度

投稿内では「ダウンロード速度:〇〇Mbps」と記載されています。

一般的に「光回線が速い」という表現は、下りの速度が速いことを表すので、実測値を速度の目安にしてください。

口コミを参照する

最近はどんな商品でもネットで口コミを見て比較することができます。

もちろん光通信の速度の口コミ情報も満載。

各回線の口コミを比較したサイトから、特定の回線に特化した口コミサイトまで。

気になる光回線の口コミを幅広くチェックしてみましょう。

光回線の速度ランキングTOP3

では、実際に「みんなのネット回線速度」を参考に、速度が速い光回線はどこなのかを比較してみました。

下りの実測値やping値も考慮したうえで、ランキング上位3位までをご紹介します。

光回線の速度ランキングTOP3
  1. 最速の光回線「NURO光」
  2. 日本全国に対応「auひかり」
  3. フレッツ光と同じ回線「ドコモ光」

【1位】最速の光回線「NURO光」

NURO光

出典: https://www.nuro.jp/

「超高速・超格安」というキャッチフレーズが売りの「NURO光」。

他回線とは違う「ダークファイバー」という回線を利用していて、通信速度は最速です。

なんと最大速度が450Mbpsの高速無線LANが標準装備されています。

また、通信速度を左右するping値もトップクラスで、さらに「Ipv6」対応なので、オンラインゲームをする時もノーストレス。

各種キャンペーンなども用意されているので、料金的にも文句なしだと言えますね。

注意
ただし、利用できる地域が限定されているので、要確認です。
平均Ping値 12.09ms
下り平均速度 460.27Mbps
上り平均速度 428.14Mbps
提供エリア 北海道
関東(東京/神奈川/千葉/埼玉/茨城/栃木/群馬)
東海(愛知/岐阜/三重/静岡)
関西(京都/大阪/兵庫/奈良/滋賀)
九州(福岡/佐賀)

測定件数:98797件

参照: https://minsoku.net/speeds/optical/services/nuro-hikari

【2位】日本全国に対応「auひかり」

auひかり_2

出典: https://au-hikarinet.com/

スマホのキャリアでも有名なauの光回線。

回線網はKDDIを利用していて、1位の「NURO光」とは違い日本中どこでも利用できるのがメリットです。

通信速度は少々劣りますが、料金もお得なので「NURO光」のエリア外であればぜひおすすめです。

光回線の契約にはオプションへの加入が特典条件になっている場合もありますが、こちらは有料オプションへの加入は不要です

また、工事費も月額料金から割り引かれるシステムなので、初期費用が安いのも嬉しいポイントでしょう。

平均Ping値 17.8ms
下り平均速度 364.22Mbps
上り平均速度 305.58Mbps
提供エリア 日本全国(東海/関西の戸建てはエリア外)

測定件数:69744件

参照: https://minsoku.net/speeds/optical/services/au-hikari

【3位】フレッツ光と同じ回線「ドコモ光」

ドコモ光

出典: https://ntt-docomohikari.jp/

ご存知ドコモの光回線で、フレッツ光と同じ「光ファイバー回線」を利用しているのが特徴。

通信速度が安定しているのもメリットで、最大1Gbpsと超高速通信が可能。

動画もオンラインゲームも好きなだけ楽しむことができます。

月額は、プロバイダ料金がかからず回線料金のみなので格安。

大手なだけに、スマホとのセットプランや高性能ルーターの無料レンタルなどお得な特典があるのも魅力的。

すでに回線が導入されている集合住宅で「NURO光」などが契約できない場合にもおすすめです。

平均Ping値 22.96ms
下り平均速度 215.38Mbps
上り平均速度 178.81Mbps
提供エリア 日本全国

測定件数:278686件

参照: https://minsoku.net/speeds/optical/services/docomo-hikari

地域限定で速度か速い光回線

光回線は、利用できる地域が限定されているものもあります。

日本全国に対応していないからと言って、速度が遅かったり料金が高いわけではありません。

比較的速度が速い光回線をご紹介するので、お住まいの地域に対応していたら参考にしてみてください。

東海・長野エリアで使える光回線「コミュファ光」

コミュファ光

出典: https://www.commufa.jp/

東海地方や長野県にお住まいの方におすすめなのがこちらの光回線。

下り速度は400Mbps以上と速く「IPv6」にも対応しているので混雑しにくいです。

また、最大5Gbps・10Gbpsのプランが用意されているので、速度重視の方にぴったり。

距離や障害物があっても回線に支障がない「ビームフォーミング効果」により、ネット環境の安定を実現。

東海エリアでは「顧客満足度No.1」の評価を得ているだけあり、速度のみならずプラン内容や各種サービスも充実しています。

平均Ping値 25.8ms
下り平均速度 431.93Mbps
上り平均速度 320.97Mbps
提供エリア 愛知/岐阜/三重/静岡/長野

測定件数:26693件

参照: https://minsoku.net/speeds/optical/services/commufa-hikari

関西エリアで使える光回線「eo光」

eo光

出典: https://eonet.jp/

関西エリアでおすすめの光回線。

速度、料金、サービスなど全てにおいて満足度が高く、快適なネット環境を提供してくれます。

上り・下り共に平均速度は速いですが、回線が混雑する夜間でも平均速度は300Mbps以上、Ping値も20ms以下

最大5Gbps・10Gbpsのプランの超高速プランもあり、時期によっては月額がお得になるキャンペーンも。

また、4Kテレビのレンタルサービスや「NETFLIX」が1年間見放題など、独自のサービスも人気の理由でしょう。

平均Ping値 18.02ms
下り平均速度 384.14Mbps
上り平均速度 297.4Mbps
提供エリア 京都/大阪/兵庫/滋賀/奈良/和歌山/福井

測定件数:41232件

参照: https://minsoku.net/speeds/optical/services/commufa-hikari

インターネット回線の平均速度を比較

光回線_速度_インターネット回線

インターネットを利用するには、光回線の他にも「ポケットWi-Fi」や「ホームルーター」があります。

インターネット回線の平均速度を比較
  • インターネット回線の速度比較:光回線
  • インターネット回線の速度比較:ポケットWi-Fi
  • インターネット回線の速度比較:ホームルーター
それぞれの回線にはいくつか種類があり、速度にも違いあり。

速度・安定性共に光回線が一番優秀ではありますが、比較することでさらにわかりやすくなります。

インターネット回線の速度比較:光回線

@nifty光

出典: https://setsuzoku.nifty.com/niftyhikari/

上り平均速度 下り平均速度 Ping値
NURO光 428.14Mbps 460.27Mbps 12.09ms
auひかり 305.58Mbps 364.22Mbps 17.8ms
ドコモ光 178.81Mbps 215.38Mbps 22.96ms
ソフトバンク光 167.96Mbps 240.75Mbps 20.15ms
@nifty光 194.62Mbps 163.43Mbps 17.00ms
フレッツ光 183.21Mbps 218.57Mbps 22.8ms
BIGLOBE光 177.45Mbps 227.11Mbps 20.58Mbps

光回線の業者は、全国に点在しているのでどこを選べば良いのか迷ってしまうことも。

速度を重視するのであれば、やはり「NURO光」や「auひかり」

速度だけでなく、オンラインゲームなどを楽しみたいのであれば、Ping値が低い「@nifty光」にも注目です。

インターネット回線の速度比較:ポケットWi-Fi

ポケットWiFi

出典: https://wimax-broad.jp

上り平均速度 下り平均速度 Ping値
WiMAX 6.08Mbps 38.13Mbps 61.85ms
ソフトバンク(601HW) 17.61Mbps 32.31Mbps 42.31ms
iVideo(602HW) 10.91Mbps 75.48Mbps 40.82ms

ポケットWi-Fi自体の平均速度は「上り:9.79Mbps」「下り:32.79Mbps」で、光回線と比べると遅め。

ネットで情報を閲覧するだけなら「iVideo」や「WiMAX」

SNSへの投稿などで利用するなら、一番Ping値が低い「 iVideo」がおすすめです。

インターネット回線の速度比較:ホームルーター

ホームルーター_ソフトバンクエア

出典: https://www.softbank.jp/ybb/special/air/

上り平均速度 下り平均速度 Ping値
ソフトバンクエアー 5.17Mbps 31.96Mbps 44.38ms
WiMAX HOME 3.67Mbps 33.95Mbps 55.18ms

ホームルーターも種類が豊富ですが、主要2社とも言える「ソフトバンク」「WiMAX」が優秀

速度はさほど変わりませんが、リアルタイムの通信を快適にしたいのであれば「ソフトバンクエアー」がおすすめです。

光回線の速度が遅いときの対処方法

契約している光回線の速度が遅い場合は、プロバイダの設備や契約内容やルーター関連の問題を解決するのが効果的。

本記事によって光回線についての知識が増えた分、原因も解明しやすいので対処法も増えるはずです。

プロバイダによって通信スピードが変わる

WiFi_速さ_プロバイダ

光回線を使うには必ずプロバイダ契約が必要。

しかし、プロバイダが提供できる設備には限界があるので、ネットを利用する人が増えると混雑して速度が遅くなります。

MEMO
アクセス数が多い時間帯は、特に速度が遅くなる傾向あり。

しかし、光回線速度が混雑によって遅くなる場合は、前出の「IPv6」を利用することで解決できます。

現在「IPv4」の光回線を使用しているなら「IPv6」が利用できるプロバイダに変更するのが効果的な方法です。

プロバイダによっては、通信速度毎のプランが用意されています。

ネットの利用方法にぴったりのプランを提案してくれたり、臨機応変にプラン変更できる場合も。

通信速度が遅いのがストレスの場合は、ワンランク上のプランを選ぶことで解決するケースもあります。

テレワークが多い場合などは、企業で使われることが多いプロバイダや、通信設備の補強や投資を行っているプロバイダもおすすめ。

併せて、アフターサービスや契約の縛りなども確認しておくと良いでしょう。

ルーターにかかる負荷を軽減する

光回線の速度が安定せず、急に遅くなる場合がある時に試してほしい対処法はいくつかあります。

ルーターへの負担を減らすことで改善する場合があるので、ぜひ試してみてください。

再接続/再起動

一番手っ取り早い対処法は、Wi-Fi機能を再接続する方法。

パソコンやスマホでWi-Fi接続をOFFにしてから、再接続します。

それでも改善しない場合は、パソコンやスマホの再起動

さらに、Wi-Fiルーターを再起動すると改善するケースも意外に多いです。

使用していない機器の接続を切断

何台ものパソコンやゲーム機など、同時に多くの機器を接続しているとルーターに負荷がかかり速度が遅くなりがち。

ネット環境が必要ない機器の接続を切断すると、速度が速くなることがあります。

周波数帯の切り替え

Wi-Fiの電波には、2種類の周波数帯があります。

MEMO
「2.4GHz」は、距離には強い分電波干渉に弱いのが特徴。

「5GHz」は、電波干渉に強い分距離に弱いのが特徴。

利用環境に合っていない場合があるので、試しに切り替えてみましょう。

有線接続

Wi-Fiは外部からの干渉を受けやすいという特徴があります。

利用環境もそうですが、有線か無線かによって状況が変わる場合も。

特に、パソコンやゲーム機器の場合は、ルーターとLANケーブルを有線接続することで速度が速くなる可能性もあります。

応急処置で改善しない場合は交換がおすすめ

光回線の速度は、ルーターやLANケーブルのスペックが低いと遅くなる場合があります。

契約している光回線の速度は早くても、規格が古いルーターやLANケーブルを使っているせいで速度が速くならないことも。

WiFiルーターにはいくつかタイプがありますが、それぞれ対応できる通信速度が異なります。

古いのはもちろん、故障や接触不良によっても影響するので要注意。

MEMO
光回線の最大速度はほとんどが1Gbpsですが、200Mbpsのルーターでは速度の限界も200Mbpsになります。

ルーターを交換する際の注意点は、ネットを利用する環境を考慮すること。

住まいは一戸建てかマンションか、何階で使用するのか、ひと部屋だけで使うのかなどさまざまです。

条件に合うルーターを使うことで速度の改善が見込めます。

また、LANケーブルにも製品ごとに規格があるので、光回線の速度に対応しているものを選ぶのがマスト。

MEMO
「Cat(カテゴリー)5e」以上の規格を使えば、光回線の最大速度である1Gbpsまで対応可能。

購入する前に、規格をチェックしてみてください。

光回線の速度に関するQ&A

光回線の速度に関するQ&A
  • 光回線は夜に速度が遅くなる?
  • マンションは通信速度が遅い?
  • 有線接続と無線接続で速度の違いはある?
  • 簡単に速度を測定する方法は?
  • 光回線に速度制限はある?
最後に、光回線の速度についての疑問を解決すべく、よくある質問をピックアップしてみました。

利用条件や自分で速度を測定する方法など。

速度が遅いストレスから解放されるためにも、ぜひチェックしてみてください。

光回線は夜に速度が遅くなる?

光回線_速度_質問_夜遅い?

日中は快適に使えるのに、夜になると遅くなって動画が観れなかったり検索がスムーズに出来ないという声は非常に多いです。

これは、回線が混雑するのが原因。

夜はどうしてもネットを利用する人が増えるので、速度にも影響があります。

この場合は、光回線自体に原因があるので、パソコンやルーターも再起動でも改善は難しいです。

とは言え、夜にネットが使えないのは不便。

頻繁に起こるようなら光回線の乗り換えもおすすめです。

マンションは通信速度が遅い?

光回線_速度_マンション_遅い?

確かに、戸建てよりマンションの方が通信速度は遅い傾向があります。

まず、マンションの場合は、ひとつの光回線をすべての住人が分配して利用しているので、混雑するのが原因。

さらに、配線方式によっても速度に差が出ます。

MEMO
「LAN方式」や「VDSL方式」の場合、各部屋に最大100Mbpsのケーブルが通っていて、それ以上の速度は不可能。
しかし、配線方式が採用されていれば、各部屋に光ファイバーが通っているので比較的速度は安定しています。

「インターネット料金無料」がセールスポイントのマンションも多いですが、設備には注意が必要。

通信速度が遅い光回線を導入していることで料金が安い場合も。

快適なネット環境を望むなら、最大1Gでの利用が可能かどうかを確認しましょう。

有線接続と無線接続で速度の違いはある?

光回線_速度_有線_無線_違い

結論から言うと、違いはあります。

パソコンとルーターを無線接続すると、有線より距離が離れる分速度も遅くなりがち。

LANケーブルで直接繋げると、光回線が安定して速度も改善

ただし、LANケーブルは「Cat5e」より小さいと効果が期待できないので要注意です。

簡単に速度を測定する方法は?

光回線_速度_簡単に_測定

光回線の速度は、ツールを利用して測定することができます。

様々な種類がありますが、住所を入力する必要があったり、Frash対応でなければ利用できないものも。

比較的簡単に測定できるものをいくつか紹介します。

スマホで測定する場合

スマホで速度を測定するのにおすすめなのが「FAST」。

ワンクリックで即「下り」の数値が確認できて便利です。

スマホの場合は、大容量のデータをバックアップする機会も少ないので、下りの数値のみで十分でしょう。

スマホで速度を測定する時のおすすめツール

パソコンで測定する場合

パソコンで速度を測定するのにおすすめなのは「SPEEDTEST」。

「上り」「下り」に加えて「ping値」まで測定してくれる優秀なツールです。

品質が良く測定結果が出るのも早いですが、通信量が多いのでスマホでの利用は向いていません。

パソコンで速度を測定する時のおすすめツール

光回線に速度制限はある?

光回線_速度_速度制限

最近は、ほとんどの光回線で無制限での利用が可能です。

中には「1日30GBまで」などの制限がある場合もありますが、よほど使わなければ30GBを超える心配はありません。

速度制限に関しては、ほぼ制限なしという認識で良いでしょう。

光回線の速度を徹底比較!|まとめ

光回線_速度_まとめ

光回線を利用する時は、速度も重要な条件

せっかく利用できるなら、サクサク使える方がより快適なネット環境を実現してくれます。

ご紹介した光回線各社の速度比較や、速度が遅い場合の対処法をぜひ参考にしてみてください。

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