#Leicaレンズとのコラボレーションの素晴らしさと産みの苦しみとは? 高性能カメラ機開発の秘密を語る

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UPDATE 2017.11.27
あるネットリサーチ会社の調査によると、スマートフォンでよく使う機能としてカメラと回答している人が約75%いるそうです。音声通話に次ぐ2位で、スマートフォンと写真(カメラ)は今や切っても切り離せません。


2017年11月8日、東京・銀座のライカ銀座店のイベントスペースで、ファーウェイとライカカメラジャパン株式会社によるメディア向け説明会を開催しました。

ファーウェイの高性能機にはカメラ・レンズの最高級ブランド・Leicaのレンズを搭載しているため、レンズ搭載のきっかけや開発の苦労に関してお話する機会を持ちました。今回はその様子をレポートします。





歴史を守りながら新しいものへのチャレンジを忘れないLeica

はじめに、ライカカメラジャパン株式会社 企画部の米山和久氏によるライカ社とカメラおよびレンズの歴史についての説明がありました。

カメラの試作が始まったのが1914年。今から100年以上前です。2017年現在でもカメラのフォーマットで「35mm」という言葉がありますが、その基となっている24mm×36mmのフィルムサイズはこのときすでにできあがっています。

1920年にドイツのラーン川が氾濫したときにはすでにその時の「報道写真」が撮影されています。デジタルとフィルムという違いこそあれど、100年前に現在とほとんど同じ仕様で報道写真が撮影されていたのですね。

そのLeicaのカメラ、初の量産品は1925年に「LEICA I型」として発売されます。1954年には現在の一眼レフカメラと同等のレンズ交換方式が実装されています。人間工学的には60年以上前にすでに完成していたのは驚きです。

その後もLeicaはフィルムカメラの最新版も2014年に、また、色をモノクロに限定して素晴らしい解像感を出すLEICA-M monochromを発売するなど昔の良さを維持するカメラも発売しつつ、ほとんどのLeicaレンズを装着できるミラーレス一眼のLEICA SLやポップなカラーリングのコンパクトカメラ・LEICA Sofortを発売するなど新しいカメラにも積極的に取り組んでいます。


Leicaがなぜ素晴らしいメーカーでい続けられるかといえば、それは製品に対するこだわりです。

レンズに最高の素材は「蛍石」(ほたるいし)と言われています。蛍石を使ったレンズを「蛍石レンズ(けいせきれんず)」と言いますが、これを当たり前のように使い、しっかりと削り、色を再現する技術を持っているのがLeicaなのです。

「車のような値段のレンズになることもあるからこそ、丁寧な販売をしています。その結果、各界の一線級の方々にこそファンが多いのです」と米山氏は胸を張ります。

そんなLeicaは、どこかでスマートフォンのカメラへの進出は考えていたそうです。





コンタクトを取って3年、開発期間2年かかったファーウェイ×Leica1号機

米山氏の講演に次いで、ファーウェイのセッションが行われました。

2013年の冬にLeicaへアプローチを始めたファーウェイですが、実際の打ち合わせが初めて行われたのが2014年の夏。Leica初のプロトタイプ機=Ur-LEICAが世に出てちょうど100年目に両者は会合を行い、スマホへLeicaレンズを搭載するためのスペシャルチームが構成されました。





Leica基準を満たすのに困難を極める

限定されたスマートフォンのレンズ搭載スペースにLeicaの基準を満たす品質を実現するのに、ファーウェイでは努力に努力を重ねました。

最初は、強い光をレンズに当てて撮影した際に出てしまうハレーション・フレア・ゴーストといった現象を抑える、といった基準をクリアする製品が100個中10個くらいしか作れないなど、歩留まりに苦労します。ファーウェイがほかの製品で行なっていたテストの基準よりLeicaのテスト基準は遥かに高かったのです。当初のスペシャルチームにさらに人材を加え、量産の目処が立つように改善させていきました。

さらに色彩をチェックするためのカラーチップの再現性や歪み、質感、階調など様々な項目でLeicaの基準をクリアすることが求められました。

そういった苦労の甲斐あって2016年6月に初めてのLeicaレンズ搭載機「HUAWEI P9」を発売します。この製品ですら画像の品質は同年1月まで満足行くものにはならず、ギリギリまで調整に調整を重ねて発売にこぎつけたものでした。




ファーウェイのレンズは何が素晴らしいのか

Leicaとタッグを組んだファーフェイのハイエンド機種。実際にどのような点が優れているのでしょうか? 現行の「HUAWEI P10 Plus」ではF1.8の明るさをもつSUMMILUX-Hレンズ、また白黒センサーとカラーセンサーで役割を分けたダブルレンズを搭載しています。

これにより、光を効率的に取り込め、暗い場所でも明るく撮影しやすくなります。また、モノクロの画像も綺麗に出すことができるようになります。これからもLeicaのレンズで高品質の写真を撮影することができるでしょう。




最新スマートフォンとLeicaレンズを。タッチアンドトライも開催

講演終了後、参加者へ向けてファーウェイ製品・Leica製品のタッチアンドトライが開催されました。参加者はファーウェイの現行機「HUAWEI P10 Plus」「HUAWEI P10」やLeicaのカメラ製品を手に取ったり写真に撮ったりして品質を確かめていました。




続報を待て!11月28日に新製品発表が

ファーウェイのスマートフォンへLeicaレンズを搭載することは大きなチャレンジでした。白黒とカラーのセンサーを搭載したダブルレンズなど、他社には真似できないスマートフォンを送り出すことができています。

ファーウェイでは11月28日に新製品の発表会を行います。このセミナーでこの発表告知を行ったということは……。どのような機種が発表されるのか、みなさま首を長くしてお待ちください!


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