あのOSとはここが違う、今さら聞けないAndroidの特徴

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UPDATE 2016.12.28

SIMフリーで販売される製品のほとんどは、OSにAndroidを採用しています。ファーウェイの「HUAWEI Mate 9」「HUAWEI P9」「honor 8」なども、OSはGoogle主導で開発されたAndroidを搭載し たスマホです。一方で、日本は諸外国と比べても、Androidのシェアがあまり高くないのが現実で、シェアは調査の仕方にもよりますが、おおむね50%前後。スマホは使ったことがあっても、Androidは初めてという人もいるかもしれません。

違うようで似た点も多いスマートフォン

とは言え、最近のトレンドでもある格安SIMやSIMフリースマホは、そのほとんどがAndroidです。大手キャリアとは異なり、格安SIMでは端末に対する割引が少ないため、より手ごろなSIMフリースマホにしたいという人は多いのではないでしょうか。買い替え検討しているものの、他のOSとの違いがイマイチ分からず不安がある――そんな人に向けに、Androidとの違いを解説していきます。

基本的な操作方法の違いは少ないが、機種による差も大きい

タッチパネルで操作するスマホという意味では、Androidも他のOSもほとんど同じです。フリック、スワイプ、タッチ、ロングタッチなど、基本的な操作方法には大きな違いはありません。目の前にある物体を触っているように画面の中のソフトウェアを操れるというのは、今やスマホの基本的な操作方法です。

 一方で、細かなところにはやはり違いがあります。初めてAndroidを使う人が戸惑いがちなのが、「インストールしたアプリがどこにあるのか」というポイント。Androidのホーム画面は、パソコンでいうとデスクトップのようなもので、アプリのショートカットを置く場所です。アプリそのものは、アプリ一覧の中に収められ、そこからよく使うものだけを自分でホーム画面に移していくのが基本になります。

ホーム画面とアプリ一覧が分かれているのが基本

ただし、これはメーカーによる違いも大きく、一概にすべてのAndroidがそうとは言えません。AndroidはオープンなOSで、Googleが開発している一方で、それを採用するメーカーは幅広く存在します。メーカーによるカスタマイズも認められているため、同じAndroidでも、端末ごとに操作性に違いが出ているのが現状です。

たとえば「Nexus 6P」など一部を除くファーウェイの製品は、Androidの上に「EMUI」と呼ばれる独自のユーザーインターフェイスが採用されており、これによってより直感的な操作が可能になっています。EMUIは、通常のAndroidとは異なり、追加したアプリはそのままホーム画面に置かれます。

ファーウェイのスマホは、ホーム画面だけでアプリをインストールするとアイコンがそのまま配置される

また、このホーム画面をそっくりそのまま入れ替えられるのも、Androidの特徴です。ファーウェイ製品の場合は、EMUIがインストールされていますが、ホームアプリと呼ばれるアプリをインストールすることで、これを切り替えることもできます。このようにカスタマイズの幅が広くて深いのも、Androidの特徴の1つです。

ホーム画面をそっくりそのまま入れ替えられるのもAndroidならでは

ほかにも、ホーム画面にウィジェットを貼りつけられたり、戻るボタンなどが画面内のキーとしてあったりと、細かな違いは多数あります。さらに、microSDカードが使える、機種によってはカメラ機能が優れているなど、Androidはハードウェアの幅も広くなっています。画面サイズもさまざまで、コンパクトなスマホから、大画面スマホまで、多彩です。多くのメーカーが参入し、切磋琢磨してきた結果、多様性が生まれたのです。

密接に連携したサービスはGoogle製が多い

最近のOSは、そのOSを開発する会社のサービスとも密接に連携しています。音楽サービスはもちろん、写真や文書データなども、OSと連携するクラウドサービス上に保存できます。これらはあえてアプリをインストールする必要がなく利用でき、IDやパスワードも1回入力してしまえば、本体に保存できるため、その都度入力する必要がなく簡単です。

Androidの場合はどうでしょうか。AndroidはGoogleが開発するOSのため、Googleのクラウドサービスがプリインストールされています。メールであればGmail、文章作成や保存はGoogleドキュメント、マップはGoogleマップというように、Androidにはさまざまな関連アプリがプリインストールされています。Googleの主力事業はクラウドサービスのため、この点はどのOSより充実していると言っても過言ではありません。

Googleのサービスが中心でOSと密接に連携する

GmailやGoogleマップなど、おなじみのGoogleサービスが満載

GmailやGoogleマップなど、おなじみのGoogleサービスが満載

また、エンターテインメントコンテンツもきちんとそろっています。音楽についてはGoogle Play Musicがあり、定額で聞き放題になるサービスが提供されています。映画を購入できるGoogle Playムービー&TVや、電子書籍のストアであるGoogle Play Booksもあり、これらのコンテンツは他のOSと比べてもそん色ない規模になっています。残念ながら、これまで他のOSのストアで購入したコンテンツの一部は移すことができませんが、同等に楽しめるということは覚えておきたいポイントです。

エンターテインメント系のサービスも充実している

スマホの基本ともいえるアプリに関しても、最近では大きな差がなくなりました。世の中に出回っている数で言えば、今や圧倒的にAndroid。そのため、アプリ開発者も、Androidを含めた複数のOSに同じアプリを提供することが一般的になっています。もちろん、他のOSに特化したアプリがあったり、逆にAndroidでしか使えないアプリがあったりするのも事実で、完全に同じというわけにはいきませんが、アプリがなくて困ると感じる人は少ないはずです。

アプリの種類も多く、ゲームから実用ツールまで幅が広い

他のOSからAndroidへの移行はどうすればいい?

Androidと他のOSの違いが分かった上で、実際にAndroidを買い、乗り換えた人はどのようにコンテンツを移行したらいいでしょうか。先ほど解説したように、クラウド上にあるコンテンツなど、一部は移行できませんが、逆に言えば、多くのデータはAndroidに移して使うことができます。

たとえば、音楽は、Androidにコピーするだけで、そのまま再生できる形式のものが少なくありません。AACやMP3など、ファイルがおなじみの形式になっていれば、問題はありません。どこに保存されているかは設定やお使いのパソコンの環境によっても異なりますが、まずはそのフォルダを開きましょう。あとは移行先のAndroidをパソコンに接続したうえで、Musicなどのフォルダを作り、そこにファイルをすべてコピーすればOKです。現状では、多くの音楽配信サイトで買った音楽には、DRMと呼ばれるコピープロテクトはかかっていません。そのため、基本的には、音楽データでも自由に移すことができます。

音楽データは、パソコンでファイルをコピーするだけで移せる

電話帳の移行で、もっとも簡単なのは、クラウドサービスにアップロードしたデータをvCard形式で移し、Androidにコピーする方法。ファーウェイの端末には、電話帳をインポートする機能がありvCard形式のデータをまとめて移すことができます。電話帳移行アプリもあるので、難しいと感じたら、そうしたツールを利用してもいいでしょう。

電話帳はvCard形式で保存したファイルを、端末の電話帳アプリで読み込む

画像もパソコン経由でmicroSDカードなどに保存すればOK。どのフォルダにコピーしても、Android側が自動で判別し、ギャラリーに表示されるので、あまり難しいことを考える必要はありません。異なるOSとは言え、どれもスマホであることに変わりはなく、データもある程度共通のフォーマットで作られています。そのため、パソコンなどを介せば、それほど複雑なことを考える必要なく、データを移せるのです。Androidはなんとなく難しそうと思っていた人も、これを機にぜひチャレンジしてみてください。

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